海外の葬儀

韓国では例えば人が亡くなった時、遺族は大声で泣くのが礼儀だとされます。地域によっては品の無い行為と見做されますが、多くの人は悲しんでいる姿を敬意の表れと受け取るのです。葬儀が始まると、使者のための食事が準備されます。これは、死亡するとあの世から使いの者が現れると考えるからです。使者の仕事は魂をあの世に運ぶことであり、遺族は使者に対して最大の礼儀を尽くします。遺体は丁重に扱い、綺麗に整えますが、他国と比べて特殊な慣わしもあります。それは、濡れたお米を遺体の口に挿入する行為です。変わった慣わしですが、これにもきちんとした意味があります。故人の魂があの世に到達するまで、食事が必要だという配慮から、お米を食べさせるのです。喪服は韓国服が利用され、葬儀用の頭巾が着けられます。遺族は海外のように整った喪服で参列することはありません。これは故人に対するお世話が行き届かなくて申し訳ないという気持ちを表すために、敢えて粗末な服を喪服に代えるからです。つまり親の死は子どもの罪だというわけです。